20年の現場経験から語る、“いい家”に共通する5つの条件
1. 快適な温熱環境
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高気密・高断熱をベースにした家は、夏涼しく冬暖かい。
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エアコン1台で家中の温度が安定する体験は、住んで初めて「いい家」と実感される。
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子どもの健康や光熱費の安定にも直結。
2. 構造の安心感
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地震や台風に耐えられる強い骨組み。
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施工精度が高く、20年先も安心して住み続けられること。
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現場監督の立場から見ると、見えない部分の施工品質こそ「いい家」の基準。
3. 家事・子育てのしやすさ
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動線の工夫で「時短」が叶う間取り。
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子どもを見守りやすいリビング中心の設計。
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土間や収納の取り方など、日々のストレスを軽減する小さな工夫が積み重なる。
4. 自然とのつながり
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光や風を取り込み、庭や緑を感じられる開口部の工夫。
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奈良の気候や吉野杉など地元素材との相性も大切。
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四季の変化を楽しめる「余白」を持った設計は、暮らしを豊かにする。
5. 長く愛されるデザイン
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流行に左右されない、シンプルかつ素材感のあるデザイン。
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無垢材や漆喰、左官仕上げなど、経年変化を楽しめる素材を選ぶ。
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住む人のライフステージが変わっても馴染む普遍性。
最後に
「いい家」は一言で語れませんが、20年の現場で共通しているのは “安心・快適・使いやすさ・自然との調和・長持ちするデザイン” の5つ。これらを満たして初めて、家族にとっての「いい家」になるのだと思います。