石澤 眞知子 石澤 眞知子

高気密・高断熱と相性抜群!将来を見据えた“可変間取り”の家づくり

公開日:2025/07/10(木) 更新日:2025/06/28(土) 家づくりのこと

子どもの成長に寄り添う“可変間取り”のすすめ

子育て世代の家づくりで、あとから「こうすればよかった…」と感じることの一つに、「間取りの使いづらさ」があります。とくに、お子さまの成長に合わせて空間の使い方が変化するのは、どのご家庭にも共通するリアルな課題です。

暮らしは変化するもの。だから“可変”が重要です

家づくりの打合せでは「今」の暮らしをベースに考えることが多くあります。しかし、子どもが1人の時と3人に増えた時では、必要な空間の広さも、配置も、暮らし方そのものも変わってきます。

そこで注目されているのが「可変間取り」。家族構成やライフステージに応じて、間仕切りを追加したり外したりできる柔軟な間取りのことです。例えば:

  • 将来、子ども部屋を2部屋に分けられるように設計しておく

  • 赤ちゃんの時はリビング横に布団スペース、成長後は学習コーナーに

  • 夫婦2人に戻ったときは趣味や在宅ワーク用の空間に再構築

こうした設計の柔軟性は、無駄なリフォームを減らし、長く心地よく暮らせる家を実現します。

高気密・高断熱と組み合わせてこそ、本当の快適さ

可変間取りのメリットを最大限に生かすためには、空間全体の温熱環境を快適に保つことが不可欠です。もし気密・断熱性が不十分であれば、間取りを変えても部屋ごとに温度差ができてしまい、結露や冷暖房効率の悪化につながります。

当社が手がける高気密・高断熱住宅は、間仕切りの有無にかかわらず室内の温度ムラが起きにくく、「どこにいても快適」を実現します。さらに換気設計も緻密に行うことで、部屋を増やしたり閉じたりしても空気環境が乱れにくい構造です。

奈良の気候と子育てを見据えた家づくり

奈良県は冬の冷え込みが厳しく、夏は湿度が高い土地柄です。だからこそ、間取りを柔軟に変えることと同時に、住環境の性能を高めることが必要です。

私たちはこれまで多くの子育て世代のお客さまの声に耳を傾けながら、「今も、これからも暮らしやすい家」をつくってきました。将来を見据えて、子どもと共に成長していく家。そんな家づくりのご提案を、これからも続けていきたいと思います。