万が一に備える。災害に強い家づくりの基本
奈良で家を建てるとき、「快適な暮らし」と同じくらい大切なのが、“もしも”に備える家づくりです。
地震、台風、豪雨、停電…。いつ起こるか分からない自然災害に対して、私たちは「起こらないこと」を祈るのではなく、「起こっても大丈夫な家」をつくることを目指しています。
災害は“他人ごと”ではない
毎年のように全国各地で発生する地震や豪雨災害。
数十年に一度といわれる雨が、今では毎年のように降る。
気候変動の影響で、奈良でも大雨や突風、記録的な暑さなど、かつてない気象が増えています。
実際、私たちのお客様からも「災害に強い家にしたい」という声が年々増えています。
安心して暮らせる家をつくるには、「構造」「断熱」「エネルギー」「設備」それぞれの視点で“備える”ことが欠かせません。
1. 命を守る「構造」の備え
家の基本性能の中でも、まず最優先に考えるべきは「構造の強さ」です。
どんなにデザインが良くても、地震で倒れてしまっては意味がありません。
タテルナラでは、**耐震等級3(最高等級)**を標準としています。
これは、消防署や警察署と同じレベルの耐震性能です。
構造計算によって全棟で強度を数値化し、第三者機関のチェックも受けています。
地震エネルギーを効率よく分散する「耐力壁」や「金物補強」、
基礎と土台の接合部に使用する「ホールダウン金物」など、目に見えない部分こそ丁寧に施工します。
また、耐震だけでなく**制震(揺れを吸収する技術)**を取り入れることも標準仕様としています。
地震時の建物へのダメージを軽減し、震度6,7クラスの余震でも安心できる構造を追求しています。
2. 暮らしを守る「断熱と気密」
一見、災害と関係なさそうに思える断熱・気密性能。
しかし実は、災害時ほどその差が現れるのです。
たとえば停電。
真夏や真冬にエアコンが止まったとき、高断熱・高気密の家は室内温度の変化がゆるやか。
外気の影響を受けにくく、長時間快適な室温を保ちやすいのです。
これは、家族の健康を守る「命をつなぐ性能」といっても過言ではありません。
タテルナラの家は、断熱等級6〜7、UA値0.46以下、C値0.3以下を目安に設計しています。
これにより、少ないエネルギーで快適に過ごせるだけでなく、
災害時のエネルギー不足にも強く、備えとしての価値が高い住まいになります。
3. いざという時の「エネルギー自立」
停電への備えも、現代の家づくりでは欠かせません。
特に奈良のように夏は暑く冬は冷え込む地域では、電力が途絶えることは命に関わる問題です。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせた「エネルギー自立型の家」は、
災害時にも電気を確保できる安心感があります。
昼間に発電した電力を蓄電池にため、夜間や停電時に使用する。
冷蔵庫や照明、スマホの充電、さらには給湯まで——
最低限の生活を維持できる仕組みを整えることが大切です。
タテルナラでは、**太陽光+蓄電池+HEMS(エネルギーマネジメントシステム)**の導入を推奨しています。
普段は電気代の削減につながり、非常時には家族を守る“もう一つの備え”になります。
4. 「水害・風害」への対策
地震だけでなく、ここ数年で増えているのが豪雨や台風被害です。
奈良県でも短時間の集中豪雨や突風が増え、
敷地条件によっては排水計画や地盤の強化が必要になる場合もあります。
私たちは、建築前の段階から地盤調査と高低差の確認を徹底。
必要に応じて「表面排水」「雨水貯留槽」「防水基礎」などの計画を行います。
さらに、外壁や屋根材には強風や飛来物に強い材料を採用し、
サッシも耐風圧性能の高い高性能樹脂サッシを標準仕様としています。
これらは「災害時だけの性能」ではなく、
普段の暮らしでも遮音性や快適性を高めてくれる、
“日常に寄り添う防災設計”でもあります。
5. 「備え」は“住む人”の意識から
どれだけ強い家をつくっても、暮らす人の意識がなければ安全は守れません。
家具の固定、非常食や飲料水の備蓄、避難経路の確認…。
これらは住まい手自身の「日常の備え」です。
私たちは引き渡し時に、お客様へ“暮らしの備えチェックリスト”をお渡ししています。
家づくりはゴールではなく、安心して暮らし続けるスタートです。
万が一の時に「この家でよかった」と思っていただけるよう、
施工の段階から防災意識を共有しながら家づくりを進めています。
6. 日常を守る設計
防災=特別な装備と考えがちですが、
実は“普段の暮らしを丁寧に考える”ことこそ、最大の防災です。
たとえば、吹抜けのあるリビングは家族の気配が感じられ、
停電時でも明るさが保たれます。
通風計画をしっかり立てれば、エアコンが止まっても自然の風で涼しく過ごせる。
段差をなくしたバリアフリー設計は、避難時の安全にもつながります。
「防災」と「快適」は相反するものではなく、
むしろ共に高め合う関係にあります。
それが、私たちが考える“美しく、強く、やさしい家”の形です。
7. 地域とつながる防災意識
もう一つ大切なのは、地域とのつながり。
災害は個人の力だけでは乗り越えられないことも多くあります。
ご近所同士の声かけや助け合い、地域避難所の位置確認など、
「地域の絆」も大きな防災力になります。
私たちは地域の工務店として、
建てて終わりではなく、建てた後も「暮らしを守るパートナー」でありたい。
家が建ってからも点検や相談を通じてお付き合いを続けるのは、
災害時にも頼りにされる存在でありたいという想いからです。
災害に強い家づくりとは、特別な装備を備えた家ではありません。
構造・断熱・気密・エネルギー・意識──
これらを総合的に高めることで、はじめて「家族を守る家」になります。
「もしも」に強い家は、「いつも」に快適な家でもあります。
それが、タテルナラが目指す“未来基準の住まい”。
見えないところまで丁寧につくることが、
暮らしの安全と安心を支えるいちばんの基本です。
建てる前から性能値を約束。
「高性能」と「デザイン」の両輪を成す家づくり

気候変動が進む現代社会において、住宅の性能はますます重要になっています
冬の寒さも気になりますが、夏の暑さは地球沸騰時代の今日
家で亡くなる人も増えてきています
夏は熱中症、冬はヒートショックなど、性能の低い家は危険です
住まいは常に安全かつ快適・省エネでなければなりません
高性能な住宅は、熱中症やヒートショックなどのリスクを軽減し、家族の健康と安全を守ります
建てる前から性能値を約束します

私たちは、建築前から性能値を厳格に管理し
お客様に安心の住まいを提供します
断熱等級6(HEAT20のG2基準)の数値を約束
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全棟気密測定実施により、気密C値0.5以下、断熱UA値0.46以下の高性能をお約束します
これは断熱等級6(HEAT20のG2基準)にあたります。
基礎断熱ではなく、床暖熱を基本とし、気密シート、気密テープ、バリアBOX等、
その他色々なツールと丁寧な施工で、目標とする気密の数値を確保しています
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気密測定は、建物の気密性を評価するプロセスです。建物内外の気圧差を利用し、空気漏れる量を測定し数値化します。正確な気密性はエネルギー効率を向上させ、断熱効果を最適化します。また、結露やカビの発生を防ぎ、快適な居住環境を提供し耐久性と快適性を保ち、エネルギー費用を削減します。 |
外部に抜けるダクト配管まわりはドームパッキンでしっかり気密をとり、さらに壁の気密シートに気密テープで止める |
コンセントはバリアBOXの中に入れ、BOXと気密シートをしっかりとめる。これで、コンセント自体は部屋内側になる |
確かな技術力と専門知識のある社員

高性能な住宅を実現するためには、確かな技術力と専門知識が欠かせません
当社の社員は、経験豊富で専門的な訓練を受けたプロフェッショナルばかり
同じ断熱材を使用していても、施工制度によって効果が大きく変わります
職人達の、確かな技術力でお客様に最高の性能を提供します
高性能住宅はエネルギーの削減により、大きく光熱費を減らす事ができます。
耐震もお任せください

安全な住まいを実現するためには、耐震性も重要です
当社では、等級3、もしくは3相当の耐震性を確保し、お客様の安心・安全を守ります





