【家の空気が変わる】第一種・第二種・第三種換気システムの特徴徹底解説 YouTube
今回は 換気システムのメリット・デメリット についてお話しします。
住宅の換気には「第1種換気」「第2種換気」「第3種換気」があり、それぞれ特徴があります。
まず簡単に仕組みを説明します。
- 第1種換気 …給気・排気ともに機械で行い、室内の気圧を自由にコントロールできる方式。
- 第2種換気 …給気を機械で、排気を自然で行う方式。建物内の気圧が外より高くなります。
- 第3種換気 …給気を自然で、排気を機械で行う方式。建物内が負圧になるため、日本の住宅では最も一般的です。
弊社では 第1種の「熱交換型換気システム」 を標準採用しています。
熱交換とは?
室内から排気する際に、温かい空気の熱を利用して外から入る冷たい空気を温める仕組みです。
これにより、冷たい風が直接入らず、換気を回していても室内が寒くなりにくくなります。
また、1台のエアコンで家中の温度差が少なくなるのも大きなメリットです。
第1種と第3種の比較
第1種換気(熱交換型)
- メリット:室内の空気環境を安定してコントロールできる。寒さを感じにくい。
- デメリット:初期コストが高い。
第3種換気
- メリット:導入コストが安い。
- デメリット:外気がそのまま入るため、冬は寒くなりやすい。ランニングコストもかさむ。性能住宅ではデメリットが目立ちやすい。
結果的に、最初の投資は高くても、長期的には第1種の方が安心・快適でコスト差も縮まります。
ダクト式とダクトレス
第1種換気には2つの方式があります。
ダクト式(例:ガデリウス)
家中にダクトを張り巡らせ、1台の機械で給気・排気・空調をまとめて管理。
→ 全館空調も可能で、家中の温度差が少なく、トイレや洗面所も快適。
ダクトレス(例:せせらぎ)
壁に設置するタイプで、一定時間ごとに給気と排気を切り替え、内部の蓄熱層で空気を温める。
→ 初期費用が安く、メンテナンスが簡単。
まとめ
換気は目に見えない部分ですが、快適性・健康・省エネ性能 に大きく関わる重要な要素です。
後から変更が難しいため、家づくりの初期段階でしっかり検討することをおすすめします。
「せせらぎ」か「ガデリウス」か、どちらが自分たちに合うのか迷われる方は、ぜひ工務店や設計士に相談してみてください。