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今回は、私たちが推奨している 「吉野杉」 についてご紹介します。
お客様が家づくりを考える際、木材そのものを指定することはあまりできません。
むしろ、どんな木材を使っているかで工務店や会社を選んでいただく方が良いと思います。
弊社では 吉野杉を標準仕様 としており、そのメリットをお伝えしていきます。
吉野杉とは?
吉野杉は奈良県南部の吉野山で育った木材です。自然林ではなく、昔から計画的に「植林→伐採→再植林」を繰り返してきた人工林です。
特徴は 「密植」。
1ヘクタールに8,000〜12,000本という非常に密な間隔で植えるため、木の成長が遅く、年輪が細かくなります。
年輪が多いほど木は強く、耐久性のある材になります。
また、吉野杉は人の手で計画的に育てられているため、強度が高く、構造材に最適 です。
吉野杉の特徴
- 丈夫で長持ち
- 年輪が詰まっているため強度が高い。
- 美しい木目
- 手入れが行き届いており、節が少なく見た目もきれい。
- 粘りがある
- 衝撃を吸収するため地震に強い。外材の集成材とは異なり、揺れをしなやかに受け止めます。
- 環境に優しい
- 40年間はCO₂を多く吸収し、伐採後も再植林を繰り返す循環型の資源。
メリット
- 低温乾燥での仕上げ
- 時間をかけて自然乾燥や低温乾燥を行うため、油分が抜けにくく狂いが少ない。
- 耐久性・赤身部分は特に強く、水をほとんど吸わないため、外壁に無塗装で使っても30年はメンテナンス不要。
- 耐震性・修正材ではなく無垢材を使用することで、粘りがあり耐震等級3の住宅にさらに安心感をプラス。
デメリット
- 自然素材ゆえの性質
- 木は呼吸をしているため、割れやヒビが入ることもある。ただし構造的に問題はなし。
- 柔らかいため傷がつきやすい
- ただし水を含ませることで元に戻る場合も多い。
- 価格が高い
- 外国産の集成材に比べると割高。ただし流通コスト削減や広告費を抑えることで標準仕様を実現。
地元材を使う意義
- 私たちが吉野杉を使う理由は、奈良で建てる家だからこそ奈良で育った木を使う ということ。
- 同じ気候風土で育った木は家に馴染みやすく、長く快適に暮らせます。
- また、伐採や枝打ち、皮むきなど山で出る副産物もバイオマス燃料として活用され、無駄なく循環しています。
まとめ
吉野杉は
- 強度があり
- 見た目も美しく
- 地震に強く
- 地球環境にも優しい
まさに「人とともに育つ木材」です。
家づくりにとって木材選びは将来を左右する大切な要素です。
吉野杉の家にご興味のある方は、ぜひ立てるならにご相談ください。