福井 善行 福井 善行

「高断熱住宅は本当に得?30代夫婦が知っておきたいコストと効果」

公開日:2025/05/30(金) 更新日:2025/05/29(木) 家づくりのこと

30代で建てるなら、断熱にお金をかけるべき?

コストと効果をしっかり比較しよう

家を建てるとき、多くの方が間取りや設備、デザインに目を向けますが、「断熱性能」に注目することもとても大切です。特に30代で家づくりをする方にとって、断熱性能への投資は、快適な暮らしと将来の家計を左右する重要なテーマです。

今回は、「断熱にかけるコスト」と「得られる効果」について、具体的に解説していきます。


1|断熱性能とは?

断熱性能とは、外気温の影響を受けにくくする能力のこと。簡単に言えば、家の中と外の温度差を一定に保ちやすくする力です。

  • 冬は暖かさを逃がさず

  • 夏は外の暑さを遮断する

つまり、断熱性能が高い家は、一年中快適な室温を保ちやすく、省エネにもつながります。


2|断熱にかけるコストとは?

断熱性能を高めるには、以下の部分で費用が発生します:

  • 高性能な断熱材(グラスウール、ウレタンフォームなど)

  • 高断熱窓(樹脂サッシ、トリプルガラス)

  • ドアや玄関まわりの断熱仕様

  • 高い気密性を保つための施工技術

例えば、標準仕様からハイグレードな断熱仕様にすると、+100〜200万円程度コストがかかることも。ただし、これは将来の光熱費削減や快適性の向上につながる「投資」と考えることができます。


3|高断熱住宅のメリット

● 光熱費の大幅な削減

断熱性が高いと冷暖房効率が上がり、年間の光熱費が大きく減少。

  • 一般的な住宅:年間約25万円

  • 高断熱住宅:年間約15万円
    年間10万円の差=30年で約300万円の節約

● 快適な室内環境

温度差が少なく、家中どこでも快適。ヒートショックのリスクも低くなり、お子さまや高齢者にとって安心です。

● 将来的な資産価値アップ

近年、住宅性能への関心が高まっており、高断熱住宅は売却や賃貸でも有利になる可能性があります。


4|初期コストと将来コストの比較

たとえば、断熱性能を高めるために**+150万円の初期コスト**がかかると仮定した場合:

  • 断熱材グレードアップ:50万円

  • 窓の性能向上:70万円

  • 追加施工・気密対策:30万円

一方で得られるランニングコスト削減は:

  • 年間光熱費10万円削減

  • → 10年で100万円、20年で200万円削減

  • 空調設備の負担減による長寿命化

結果的に、20年程度で初期投資を上回る経済的メリットが期待できます。


5|断熱性能を高める際の注意点

  • 気密性とのバランスが重要:隙間が多いとせっかくの断熱も無駄に。C値(気密性能)にも注目。

  • 換気計画をしっかりと:高気密住宅では第1種換気などの計画換気が必須です。

  • 施工会社の技術力がカギ:材料よりも施工精度が性能を大きく左右します。信頼できる施工会社を選びましょう。


6|30代の家づくりに断熱性能をおすすめする理由

30代での家づくりは、これからの家族の成長やライフスタイルの変化に長く寄り添うものになります。

  • 子どもが快適で健康に過ごせる

  • 家計にやさしいランニングコスト

  • 将来のメンテナンス負担が減る

  • 住み替え時の資産価値にも有利

目先の価格だけでなく、10年後・20年後に満足できるかどうかを基準に、断熱への投資を検討することが大切です。


まとめ|未来のために、断熱は“価値ある投資”

断熱性能への投資は、快適性・健康・家計の安心・資産価値といった面で、確実にリターンをもたらしてくれます。初期コストだけにとらわれず、未来への投資として、賢く選択していきましょう。

家族みんなが笑顔で暮らせる家を、断熱性能の高い住まいから。
私たち工務部では、性能とコストのバランスを重視した家づくりを全力でサポートしています。お気軽にご相談ください!


建てる前から性能値を約束。
「高性能」と「デザイン」の両輪を成す家づくり

気候変動が進む現代社会において、住宅の性能はますます重要になっています

冬の寒さも気になりますが、夏の暑さは地球沸騰時代の今日

家で亡くなる人も増えてきています

夏は熱中症、冬はヒートショックなど、性能の低い家は危険です

住まいは常に安全かつ快適・省エネでなければなりません

高性能な住宅は、熱中症やヒートショックなどのリスクを軽減し、家族の健康と安全を守ります


建てる前から性能値を約束します

私たちは、建築前から性能値を厳格に管理し

お客様に安心の住まいを提供します

断熱等級6(HEAT20のG2基準)の数値を約束

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全棟気密測定実施により、気密C値0.5以下、断熱UA値0.46以下の高性能をお約束します

これは断熱等級6(HEAT20のG2基準)にあたります。

基礎断熱ではなく、床暖熱を基本とし、気密シート、気密テープ、バリアBOX等、

その他色々なツールと丁寧な施工で、目標とする気密の数値を確保しています

TATERUNARAの高性能住宅 工事の一例

気密測定は、建物の気密性を評価するプロセスです。建物内外の気圧差を利用し、空気漏れる量を測定し数値化します。正確な気密性はエネルギー効率を向上させ、断熱効果を最適化します。また、結露やカビの発生を防ぎ、快適な居住環境を提供し耐久性と快適性を保ち、エネルギー費用を削減します。

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外部に抜けるダクト配管まわりはドームパッキンでしっかり気密をとり、さらに壁の気密シートに気密テープで止める

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コンセントはバリアBOXの中に入れ、BOXと気密シートをしっかりとめる。これで、コンセント自体は部屋内側になる


確かな技術力と専門知識のある社員

高性能な住宅を実現するためには、確かな技術力と専門知識が欠かせません

当社の社員は、経験豊富で専門的な訓練を受けたプロフェッショナルばかり

同じ断熱材を使用していても、施工制度によって効果が大きく変わります

職人達の、確かな技術力でお客様に最高の性能を提供します

高性能住宅はエネルギーの削減により、大きく光熱費を減らす事ができます。


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安全な住まいを実現するためには、耐震性も重要です

当社では、等級3、もしくは3相当の耐震性を確保し、お客様の安心・安全を守ります