猛暑に勝つための家づくりで大切なことは、ただ「涼しくする」だけでなく、「少ないエネルギーで快適に保つ」ことです。以下に、奈良の気候やこれからの日本の猛暑に対応するために重要なポイントをまとめます。
1. 断熱と気密の強化
断熱材をしっかり入れても、隙間風が入ってくると熱も入ってきます。
高断熱・高気密の両立こそが、猛暑に勝つ基本です。
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夏は外の熱を遮断し、冷房効率を高める
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室温が安定するので、エアコンの稼働時間が短縮でき、省エネ
POINT:断熱等級6以上、C値は1.0以下が目安です(できれば0.5以下)。
2. 遮熱対策を考慮した設計
日射をどうコントロールするかで、室内温度が大きく変わります。
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軒や庇で夏の直射日光を遮る
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窓ガラスはLow-Eガラス(遮熱タイプ)を選ぶ
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東西面の窓を減らし、日射侵入を抑える
POINT:南面は、夏の日射遮蔽が出来ていれば、日射取得ガラスを使用し、冬の日射を取り入れられる設計がベストです。
3. 通風と自然の風の活用
「風を通す」ことは、夜間の熱の放出にも有効です。
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対角線上に窓を配置して風を抜けやすく
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引き違いよりも、上げ下げ窓や縦すべり出し窓が有効
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夜間涼しくなる奈良の気候を活かすナイトパージ(夜間に涼しい空気を建物に取り込む)も効果的
4. 室内温度の均一化
吹き抜けや間取りの工夫で、熱がこもりにくい空間を作る。
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エアコンやシーリングファンで温度ムラを解消
5. 屋根・外壁の素材選び
外皮が熱を吸収すると、室内温度も上昇します。
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屋根材は耐震の観点からも最も軽いガルバリウムの採用が増えていますが、しっかり断熱をし熱い空気を棟換気で抜く構造に
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外壁は蓄熱しにくい素材(漆喰・木材・通気構造サイディングなど)を選ぶ
6. 省エネ設備の導入
建物性能だけでなく、設備の選び方も重要です。
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高効率エアコン等、APF(エアコンの省エネ性を表す指標で数値が大きい程省エネ性が高い)の高いものを選ぶ
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太陽光発電+蓄電池でエネルギー自給にも対応
7. 地域の気候に合った設計
奈良県は夏の湿気と冬の底冷えが特徴です。だからこそ…
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調湿性のある内装材(珪藻土や無垢材)を使う
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自然素材と高性能のバランスが大切
最後に:
猛暑対策は「冷房頼み」ではなく、「建物性能」と「設計力」で実現する時代です。高性能住宅は、一度造れば数十年その快適さが続きます。だからこそ、初期の設計段階でしっかり考えることが何より大切です。
建てる前から性能値を約束。
「高性能」と「デザイン」の両輪を成す家づくり
気候変動が進む現代社会において、住宅の性能はますます重要になっています
冬の寒さも気になりますが、夏の暑さは地球沸騰時代の今日
家で亡くなる人も増えてきています
夏は熱中症、冬はヒートショックなど、性能の低い家は危険です
住まいは常に安全かつ快適・省エネでなければなりません
高性能な住宅は、熱中症やヒートショックなどのリスクを軽減し、家族の健康と安全を守ります
建てる前から性能値を約束します
私たちは、建築前から性能値を厳格に管理し
お客様に安心の住まいを提供します
断熱等級6(HEAT20のG2基準)の数値を約束
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全棟気密測定実施により、気密C値0.5以下、断熱UA値0.46以下の高性能をお約束します
これは断熱等級6(HEAT20のG2基準)にあたります。
基礎断熱ではなく、床暖熱を基本とし、気密シート、気密テープ、バリアBOX等、
その他色々なツールと丁寧な施工で、目標とする気密の数値を確保しています
気密測定は、建物の気密性を評価するプロセスです。建物内外の気圧差を利用し、空気漏れる量を測定し数値化します。正確な気密性はエネルギー効率を向上させ、断熱効果を最適化します。また、結露やカビの発生を防ぎ、快適な居住環境を提供し耐久性と快適性を保ち、エネルギー費用を削減します。 |
外部に抜けるダクト配管まわりはドームパッキンでしっかり気密をとり、さらに壁の気密シートに気密テープで止める |
コンセントはバリアBOXの中に入れ、BOXと気密シートをしっかりとめる。これで、コンセント自体は部屋内側になる |
確かな技術力と専門知識のある社員
高性能な住宅を実現するためには、確かな技術力と専門知識が欠かせません
当社の社員は、経験豊富で専門的な訓練を受けたプロフェッショナルばかり
同じ断熱材を使用していても、施工制度によって効果が大きく変わります
職人達の、確かな技術力でお客様に最高の性能を提供します
高性能住宅はエネルギーの削減により、大きく光熱費を減らす事ができます。
耐震もお任せください
安全な住まいを実現するためには、耐震性も重要です
当社では、等級3、もしくは3相当の耐震性を確保し、お客様の安心・安全を守ります