石澤 眞知子 石澤 眞知子

20年の現場経験から語る、「いい家」に共通する5つの条件

公開日:2025/08/26(火) 更新日:2025/08/19(火) 家づくりのこと

20年の現場経験から語る、“いい家”に共通する5つの条件

1. 快適な温熱環境

  • 高気密・高断熱をベースにした家は、夏涼しく冬暖かい。

  • エアコン1台で家中の温度が安定する体験は、住んで初めて「いい家」と実感される。

  • 子どもの健康や光熱費の安定にも直結。

2. 構造の安心感

  • 地震や台風に耐えられる強い骨組み。

  • 施工精度が高く、20年先も安心して住み続けられること。

  • 現場監督の立場から見ると、見えない部分の施工品質こそ「いい家」の基準。

3. 家事・子育てのしやすさ

  • 動線の工夫で「時短」が叶う間取り。

  • 子どもを見守りやすいリビング中心の設計。

  • 土間や収納の取り方など、日々のストレスを軽減する小さな工夫が積み重なる。

4. 自然とのつながり

  • 光や風を取り込み、庭や緑を感じられる開口部の工夫。

  • 奈良の気候や吉野杉など地元素材との相性も大切。

  • 四季の変化を楽しめる「余白」を持った設計は、暮らしを豊かにする。

5. 長く愛されるデザイン

  • 流行に左右されない、シンプルかつ素材感のあるデザイン。

  • 無垢材や漆喰、左官仕上げなど、経年変化を楽しめる素材を選ぶ。

  • 住む人のライフステージが変わっても馴染む普遍性。


最後に

「いい家」は一言で語れませんが、20年の現場で共通しているのは “安心・快適・使いやすさ・自然との調和・長持ちするデザイン” の5つ。これらを満たして初めて、家族にとっての「いい家」になるのだと思います。