ペットも安心して過ごせる家──猛暑の中でもお留守番ができる「快適な住まい」の工夫とは?
「日中、家を空ける時間が長くなっても、うちの子(ペット)が安心して過ごせる家にしたい」
そんなご相談を、近ごろよくいただくようになりました。
暑さのピークに留守番…「人より体温が高い」ペットは要注意
犬や猫は人間よりも暑さに弱く、特に夏場の室内温度が30℃を超えると、命の危険すらあります。とくに気密性や断熱性の低い家では、締め切った室内が「サウナ状態」になり、エアコンを切っての外出は非常に危険です。
快適な空間のカギは「断熱・気密」と「温度差の少ない家」
ペットが安心して過ごせる住まいに必要なのは、以下の3つの要素です。
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高気密・高断熱の性能:外気の影響を受けにくく、冷房効率が高い
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温度ムラが少ない全館空調や間欠冷房:一部の部屋だけでなく、廊下やトイレ、洗面所にも快適な空気が循環
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パッシブ設計:軒の出や庇、窓配置で日射熱をコントロール
たとえば当社では、断熱等級6以上の性能を基本とし、熱のこもりにくい空間設計を意識しています。
ペット仕様の工夫も多数! 快適性と安全性を両立
さらにペットの健康と快適性を守るために、以下のような工夫を取り入れた設計も可能です。
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滑りにくい無垢フローリングやクッションフロア
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熱がこもりにくい床材・壁材の選定
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お留守番中の様子を見守れるカメラ&スマート家電連携
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熱中症対策にサーキュレーター設置
特に奈良のように夏の暑さと湿気が厳しい地域では、単にエアコンをつけるだけでは不十分。家全体の性能を高め、ペットが過ごす空間に「温度差がない」ことが大切です。
私たちが目指すのは、「人にもペットにもやさしい家」
私自身もペット(柴犬、16歳)と暮らしています。だからこそ「この暑さの中で、この家なら安心して留守にできる」と感じていただける住まいをつくりたいのです。
高気密・高断熱の住まいは、家族だけでなく、家族の一員であるペットにとっても命を守る空間となります。
この猛暑を、どう乗り越えるか。大切なパートナーのためにも、今こそ“快適性能”に目を向けてみませんか?