入社1年目、はじめての「冬の現場見学」へ
こんにちは。 TATERUNARA入社1年目の広報スタッフです。 ただいま絶賛「建築勉強中」。
先日、三重県で施工中の新築現場に行ってきました。
まだ工事の途中なのに、「ここ、どうしてこんなに暖かいの？」と、いい意味で裏切られた現場だったので、家づくり勉強中の目線でレポートしてみます。
玄関が開いているのに、室内はぽかぽか
12月中旬、外気温は10℃を下回り、まだ玄関ドアも付いていない状態でしたが、現場に入った瞬間に「思ったより寒くない…！」と驚きました。
大工さんに聞くところ、一般的な工事中の家は、冬場だと現場の中も外と同じくらい冷え切っていることが多いそうです。
壁一面には、このように断熱材がびっしりと施工され、その上には気密シートが隙間なく貼られています。
隙間ができやすい窓周りや配管周りなどといった部分も、気密テープや専用部材で「これでもか！」と徹底的に気密処理がされていました。
この高性能な断熱と気密施工のおかげで、真冬でも低い暖房設定で室温は20℃以上の暖かさを保つことができるそうです。（我が家は暖房25℃設定でMAX16℃という、、、泣）光熱費高騰で家計が直撃されている中、寒さを我慢することなく、電気代も抑えられるのは本当にありがたいことだと痛感しました。
曇り空でも、照明いらずの明るさ
この日はあいにくの曇り空。
それなのに、室内に入ると「え、電気ついてないよね？」と確認したくらい、室内全体が明るいんです。
大きな掃き出し窓や高い位置に設けられた窓から、優しい自然光がたっぷり入って、照明をつけなくても図面や現場メモがしっかり読めるほどです。設計の先生に聞くと、「どの時間帯に、どの方向から光が入るか」を緻密に計算しながら窓の大きさや高さ、位置を決めていることのこと。さらに、高気密・高断熱とトリプルガラス&高性能サッシの組み合わせで、この「明るさ」と「暖かさ」を両立させていることを実感しました。
日中の自然光でここまで明るいと、照明をつける時間も少なく済みそうですし、なにより暮らしそのものが気持ちよくなりそうだなとワクワクしました。
「見えなくなる部分」こそ、家づくりの本気が見える
お客様やこれから家づくりをされる方にとって、美しい内装や外観は魅力的に映りますが
家が完成した後、何十年と暮らしていく中で、快適に過ごせる住まいを支えているのは、今日見たような「基本の一手間」であると改めて学びました。
まさに「見えなくなる部分」にどれだけ手間やコストをかけられるか。で家づくりの本気度が窺えると思います。