石澤 眞知子 石澤 眞知子

停電でも安心。太陽光+蓄電池のある暮らし

公開日:2025/10/21(火) 更新日:2025/10/11(土) 家づくりのこと

停電でも安心。太陽光+蓄電池のある暮らし

ここ数年、「災害に強い家」「停電に強い家」という言葉を耳にすることが増えました。
台風や地震、集中豪雨の被害が年々増えている中、私たちが提案する“これからの住まい”には、快適性や省エネ性能だけでなく「自立できる家」という新しい価値が求められています。

タテルナラでは、高気密・高断熱の性能をベースに、「太陽光発電+蓄電池」を組み合わせた住宅を標準化しつつあります。
それは、“もしもの時も、普段の暮らしのように過ごせる家”をつくりたいからです。


停電が「非日常」ではなくなった時代

奈良でも、近年の台風や豪雨で一時的な停電が発生することがあります。
以前なら「数時間だから大丈夫」と思えたかもしれません。
しかし今は、冷蔵庫・エアコン・スマートフォン・照明…すべてが電気に頼っています。
特に小さなお子さまや高齢の方がいるご家庭では、**“電気が止まる”=“暮らしが止まる”**ということ。

しかも、オール電化住宅が増えている今、停電時にお湯も調理もできないという声を多く聞きます。
だからこそ、家づくりの段階で「もしもの時」に備えておくことが大切です。


太陽光発電+蓄電池が生み出す「安心の循環」

太陽光パネルは、昼間に発電して家の電気をまかなう仕組み。
これに蓄電池を組み合わせることで、昼間に発電した電気を夜に使うことができます。

たとえば日中、家に誰もいない時間に太陽光でつくった電気を蓄電池にため、夜になって照明やテレビ、冷蔵庫などを動かす。
この流れが日常の中で自然に行われることで、光熱費の削減だけでなく、エネルギーを「自給自足」できる暮らしが実現します。

さらに、停電が起きても蓄電池があれば、必要な電力を一定時間まかなえます。
スマートフォンの充電や冷蔵庫の稼働、照明、Wi-Fiなど――「暮らしのリズム」を保つことができるのです。


「高気密・高断熱」との相性が、安心をさらに強くする

ここで見逃せないのが、「住宅性能」との相性です。
太陽光と蓄電池の効果を最大限に発揮するためには、家自体のエネルギーロスを減らすことが欠かせません。

高気密・高断熱の家は、外気の影響を受けにくく、少ないエネルギーで快適な室温を保てます。
停電時でも、暖かさや涼しさが長時間持続するため、エネルギーが限られていても暮らしの質を落とさずに済むのです。

たとえば、断熱等級6・7クラスの家では、冬の夜でも室温の低下がゆるやか。
外が5℃でも、朝まで15〜18℃を保てる場合があります。
つまり「電気が切れてもすぐ寒くならない家」――それが高性能住宅の強みです。


奈良の気候と相性の良い、太陽光+蓄電池

奈良は年間を通して日照時間が比較的多く、太陽光発電に適した地域です。
夏は強い日射を利用し、冬も晴れ間が多いため、年間を通じて安定した発電量が見込めます。

また、冬の冷え込みが厳しい奈良では、朝晩の暖房エネルギーをどう確保するかが重要です。
蓄電池にためた電気を使えば、電力ピーク時間帯を避けながら暖房を運転でき、電気料金の高騰にも左右されにくい暮らしができます。

特に、タテルナラで採用しているような遠赤外線のパネルヒーターや熱交換換気システムと組み合わせると、少ない電力で快適な空気環境を維持できます。


蓄電池の“非常時モード”の実際

「停電になったら、自動で電気が切り替わるの?」という質問もよくいただきます。

最近の蓄電池は非常に賢く、停電を検知すると数秒以内に自動で蓄電池モードに切り替わります。
リビングの照明や冷蔵庫、スマートフォンの充電などをそのまま続けられる仕組みです。

蓄電容量にもよりますが、
・冷蔵庫+照明+通信機器程度なら約10〜20時間
・電気ポットやテレビを加えると約8〜10時間
といった目安で使用できます。

さらに、日中に太陽光発電ができれば、発電→蓄電→使用のサイクルが続くため、長期間の停電にも強いのが特長です。


家族を守る「エネルギーの備え」

私自身、災害時に「電気のある暮らし」がどれほど心の支えになるかを実感したことがあります。
灯りがつくだけで、子どもは安心し、家族が落ち着く。
冷蔵庫の中の食材を守れるだけでも、生活の不安がひとつ減ります。

家は、家族を守る“器”であると同時に、日常と非常時をつなぐ場所でもあります。
だからこそ、停電の時だけでなく、普段から省エネで心地よく暮らせる「太陽光+蓄電池+高断熱住宅」の組み合わせは、これからのスタンダードになると感じています。


経済的にも、これからは“蓄える家”が賢い

電気代の高騰が続く今、太陽光と蓄電池の導入は「もしもの備え」だけでなく、日々の家計を守る手段にもなります。

電力会社の買電価格(FIT)は年々下がっていますが、自家消費を高めることで実質的な節約効果は大きくなっています。
たとえば、昼間に発電した電気をそのまま家庭内で使えば、買電せずに済む分、電気料金を直接削減できます。

さらに、電気料金のピークシフト(電気の高い時間帯を避ける)にも有効です。
夜間に蓄電池の電力を使うことで、契約プランによっては年間数万円単位の節約が見込めます。


未来の暮らしを、今の家づくりから

「停電時に安心できる家」というと、特別な設備が必要に思えるかもしれません。
でも実際は、家づくりの最初の段階で“エネルギーをどうデザインするか”を考えるだけで、将来の安心が大きく変わります。

タテルナラでは、太陽光発電・蓄電池・HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を組み合わせたプランを提案しています。
家族構成やライフスタイル、建築地の条件に合わせて、最適な容量や機器を設計段階から検討することで、無駄のない導入が可能です。


■  エネルギーを“自分の家でつくる時代”へ

これからの家づくりにおいて、「高気密・高断熱」はもはや基本性能です。
そこに「太陽光発電」と「蓄電池」を組み合わせることで、家は**“電気を使う場所”から“エネルギーを生み出す場所”**へと進化します。

もしもの時も、家族が安心して過ごせること。
そして、普段の暮らしでも省エネで快適であること。
その両方を叶えるのが、これからの“タテルナラの家”です。

「災害に強い家」という言葉を、
「安心して暮らせる日常の家」に変えていくために。
私たちは、奈良の気候と暮らしに合ったエネルギー自立型の高性能住宅を、これからも提案していきます。


建てる前から性能値を約束。
「高性能」と「デザイン」の両輪を成す家づくり

気候変動が進む現代社会において、住宅の性能はますます重要になっています

冬の寒さも気になりますが、夏の暑さは地球沸騰時代の今日

家で亡くなる人も増えてきています

夏は熱中症、冬はヒートショックなど、性能の低い家は危険です

住まいは常に安全かつ快適・省エネでなければなりません

高性能な住宅は、熱中症やヒートショックなどのリスクを軽減し、家族の健康と安全を守ります


建てる前から性能値を約束します

私たちは、建築前から性能値を厳格に管理し

お客様に安心の住まいを提供します

断熱等級6(HEAT20のG2基準)の数値を約束

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全棟気密測定実施により、気密C値0.5以下、断熱UA値0.46以下の高性能をお約束します

これは断熱等級6(HEAT20のG2基準)にあたります。

基礎断熱ではなく、床暖熱を基本とし、気密シート、気密テープ、バリアBOX等、

その他色々なツールと丁寧な施工で、目標とする気密の数値を確保しています

TATERUNARAの高性能住宅 工事の一例

気密測定は、建物の気密性を評価するプロセスです。建物内外の気圧差を利用し、空気漏れる量を測定し数値化します。正確な気密性はエネルギー効率を向上させ、断熱効果を最適化します。また、結露やカビの発生を防ぎ、快適な居住環境を提供し耐久性と快適性を保ち、エネルギー費用を削減します。

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外部に抜けるダクト配管まわりはドームパッキンでしっかり気密をとり、さらに壁の気密シートに気密テープで止める

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コンセントはバリアBOXの中に入れ、BOXと気密シートをしっかりとめる。これで、コンセント自体は部屋内側になる


確かな技術力と専門知識のある社員

高性能な住宅を実現するためには、確かな技術力と専門知識が欠かせません

当社の社員は、経験豊富で専門的な訓練を受けたプロフェッショナルばかり

同じ断熱材を使用していても、施工制度によって効果が大きく変わります

職人達の、確かな技術力でお客様に最高の性能を提供します

高性能住宅はエネルギーの削減により、大きく光熱費を減らす事ができます。


耐震もお任せください

安全な住まいを実現するためには、耐震性も重要です

当社では、等級3、もしくは3相当の耐震性を確保し、お客様の安心・安全を守ります

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